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帰り道、透弥と光香は肩を並べながら歩く。
光香は玲音を見てから、モヤモヤしていた。
「透弥…」
「なんだよ」
「さっきの…」
光香が玲音の話をしようとすると透弥は怒りを覚えた顔つきになった。
ゾクッと、背中に寒さを感じる光香。
「あの人がなに?」
「いや…あの…」
「……ここに寄ってくから、気をつけて帰れよ」
冷たく光香に言ってから、透弥はショッピングセンターに入る。
光香は1人残され、立ったまま。
「君、1人?」
ガシッと光香の肩を掴むのは――
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