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雫
傘を打つ雨音に消えてうまく聞き取れなかった君の言葉
淡い口唇を見つめて
いつもなら強がりな君の小さな手は僕のポケットの中で
ぎゅっと僕の手を握り締めてたのに
想像した結末なんかと程遠い
君はだんまりをきめこんで
だからこそ僕の調子もずれていく
そうして時は過ぎて
☆君の香り 君の声 君のその口癖
僕をまだ引き止めて苦い思い出にできない
次の朝浮かんでく君の記憶には
もう会えないから
いじっぱりで強がりな君と初めて迎えた朝のことを思ってた
柔らかな時間 未来探したね
肝心な時にいつも僕は何も出来ずに
うわずってばかりでさ
でもそんな自分隠すための言葉は
もっと頼りなくて
★君の髪 君の胸 優しい笑顔には
僕がまだ残ってる
咲いた花の影のように
降りしきる雨の中 こぼれてく涙は
乾くことはない
小さくうなずき遠くへ歩き出す君を見つめてた
☆Repeat.
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