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あ・・・。
お父さんが帰ってきた。
お父さんが、小鳥を捕って帰ってきた。
私は悲しくて、お父さんに全部話したの。
お父さんはね、悲しかったねって私に優しく言ってくれた。
私は、悲しくて泣いたの。
人間みたいに。
次の日ね、朝起きたらお母さんがいたの。
お母さんはね、私に人間だったら良かったのにねって言ったの。
私はね、悲しかったの。
お母さんに言われて、悲しかったの。
お母さんは人間を怨んでいなかったの。
私は人間を、怨んでいたの。
私は、人間だったら良かったのかな。
あ・・・。
お母さんが夢に出てた。
私は寝てたんだ。
私は起き上がってのびをしたの。
そしたらね、白い腕が見えたの。
私は不思議に思ってそれに触れたの。
私は、人間になってたの。
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