にゃぁ。

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にゃぁ。

私は慣れない手つきで全身に手を当てた。 真っ白いワンピースを着てた。 私はね、人間になったんだと思うと嬉しかったよ。 私はお父さんを起こしたの。 「にゃ・・・にゃぁ、にゃぁ。」 お父さんはゆっくり目を開けて私を見たの。 お父さんは呟いた。 良かったねって。 「にゃぁ!」 嬉しくなって、うんって言ったの。 そしたらね、後ろから足音が聞こえたの。 「・・・君、誰?」 私より少し大きい男の人だった。
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