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そして、一日ぶりの学校のこの席で、私の視線はやっぱり窓の外へ。
今日も不真面目に朝から居眠りしてるのかなぁ……
どうせまた、隣の席の友達とこそこそ内緒話でもしてるんだろうな……
そんなことを思いながら、いつものように私の瞳は彼を捉える。
「…………!!」
その瞬間、今までにないほど、心臓が大きくとび跳ねた。
彼が……
こっちを見ていた。
窓際の席で、机に肘をつきながら、私のことをじっと見つめている。
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