最終章

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温かい体温に触れて、自然と笑みが溢れた。 「あ、遥香エロいっ! ニヤついた!!」 「バ……バカっ!!」 もうーーー大丈夫。 君の隣にいるのは私で、私の隣にいるのは君。 当たり前のようで当たり前じゃなかったこの距離が、今の私に笑顔を与えてくれる。 知らなかったよ。 人を好きになると、泣き虫になるってこと。 本気で愛すると、臆病になるってこと。 そして…… 君からもらえる愛情が、こんなにも…… 私を、世界一幸せな、キラキラ輝ける女の子にしてくれるっていうこと。
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