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「遥香、可愛いね。 今日もさ、大学のゼミで一緒の奴に写メ見せたら、めちゃくちゃ羨ましがられたよ」
あ、先輩。
あれ？
なんでここにいるんですか？
「こんな可愛い彼女どこで見つけたんだよーって。 テニス部のOBとして合宿に行ったら突然告白されたって言っても、全然信じてもらえなくてさぁ」
えっと……。
そんな話、友達としてるんですか？
う、嬉しいような、恥ずかしいような……。
「恥ずかしくないでしょ。 だって俺たち、付き合ってるんだから」
そうですけど……。
私が一年生のとき、初めて合宿に来たときから、ずっと先輩を見ていたんです。
だから告白したのだって、私にとっては突然なんかじゃなかったです。
「知ってるよ。 部活に顔を出すたびに、遥香は俺のこと目で追ってたよね。 自惚れてもいいのかなぁって、いつも思ってたよ」
先輩……。
だって、大好きだったんです。
だから、告白も初めてだったんです。
ねぇ、先輩。
最近急がしそうで、連絡もなかなかとれなかったけど、今日は時間があるんですか？
もう私も帰るところなんです。
どこかに遊びに行きませんか？
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