9人が本棚に入れています
本棚に追加
「二日続けての、職員室連行も何年ぶりだろうな?」
職員室で椅子にもたれかかりながら、城ヶ崎は問い掛けるように呟いた。
今職員室に呼ばれたのは俺と田嶋だった。
「自分は昨日も今日も被害者っすよ。
悪くないっすよ。
罰ならこの美人さんの弟さんだけにしてくださいよ」
こっちに向ける指をぺしりと弾きながら、
「連続で被害者になるお前にも確実原因はあるだろ」
「別にお前らに罰を与えようとは思ってないから安心しろ。
むしろ、それを監督する俺の身にもなってみろ」
納得。
さすが城ヶ崎、そこにしびれず、あこがれず。
「しかし罰は何か課さないと上も納得しないからな。
とりあえず次はないと思えよ」
不気味な雰囲気をかもしつつ、解散となった。
最初のコメントを投稿しよう!