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駐車場の最上階に車を端の方に停めて、メールで、
【場所わかる?大丈夫?急いで事故でもしたら、会えなくなるよ?
時間は遅れてもいいから、安全運転で来てね。】
と、メールを打ったら、暫くすると、
【お前は、俺を殺すつもりか?
運転中にメールなんか見れないし、打てない。俺を殺したくなかったら、会いたいなら、メールしてくんな。わかった?】
あぁ。心配の余りメールをしちゃったけど、逆に運転中のメールは危険だったよね。反省。
うーん。
この人もしかして、怖い人なのかな?
なんて思いながら。
約束の時間になっちゃった。
あ、一台の白い車。
聞いていた車だ。
車の右斜め前から運転席側にぴったりと車が横付けされる。
窓が下がる。
中から、『かなちゃん?』
と呼ばれ、『あ、はい。初めまして。』
と挨拶。
『寒いから、こっちに乗りなよ。』
と言われて、恐る恐る乗り込む。
『はぁ~。やっとこうやって面と向かって話せるね。それに、俺の好みで良かった!』
『ありがとう。わざわざ来てくれて。遠かったでしょ?まして、お友達の結婚式の帰りにわざわざ来るなんて疲れてるでしょ?』
『疲れてるとかそんな事は、どーでもいいの。俺はお前に会いたかったの。』
そんな嬉しい事を言ってくれました。
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