桃太郎

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そのうちに何も聴こえなくなりました。 燃え盛る炎の熱だけが肌を刺すようにして感じられます。 周りには、もう何もいません。 立っていたのは、桃太郎だけでした。 犬だと、犬だったと思われるものも、もう既に焼けてしまいました。
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