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20XX年 4月9日
今日は俺が行く高校の入学式だ。しかし俺は今全速力で走っている。理由はなにかって?そんなの決まってるじゃないか・・・・・・
「ちーーこーーくーーだーー!!」
そう、俺は今朝寝坊をしてしまい朝っぱらから全速力で走っているというわけなのだ。
とか何とか今朝のことを考えていると学校が見えてきた。
ここで時間を確認してみると8時26分、入学式の始まりが8時30分なのでちょっとだけピンチだ。
だからラストスパートをかけた。界王○10倍だぁーーー!!
すると、曲がり角から女の子が走りながら飛び出してきた。突然のことに反応できず女の子とぶつかってしまった。
「いってぇ・・・。っと大丈夫か?」
目の前に倒れてる女の子に手を差し出す。俺マジ紳士。
「いった~い。ちょっとアンタ!!どこに目つけてんのよ!!」
その女の子はバッと顔をあげてこちらを睨んできた。
よくその顔を見てみるととても可愛かった。くりっとした大きな目、すっきりと通っている鼻筋。思わずジッと見つめてしまった
「?どうしたの?」
「ああすまない、大丈夫だっ・・・・・・た・・・か・・・」
俺は気づいてしまった。女の子は倒れているため足が開いてスカートの中が丸見えだ。つまり、禁断の果実が見えてしまっている。
その視線に気づいたその子は下に視線を移し徐々に顔を赤らめそしてぷるぷると震えている。
そして、
「変態!!」
バチーン!!
急いで立ち上がり走って高校に行ってしまった。
俺は呆然としながら、あの子俺と同じ高校だったのか、とのん気な事を考えていた。
「青と白の縞パンか・・・」
これが俺とアイツの出会いだった。
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