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プロローグ
ビスコッティ城の会議室では、会議が開かれていた。
「姫様、我がビスコッティは負け戦が続いています。」
「ガレット獅子団は今度こそ、城を奪おうと攻めてきとる。」
「等々、ビスコッティは終わりを迎えるときが来たでありますか。」
「弱気になるな!リコ、そんな事、私がさせない!」
「エクレール、姫様の前だぞ。つつしみたまえ。」
「くっ…しつれいいたしました、姫様。」
「いいですよ。確かに、ここを落とされるわけにはいきません。なので、我々、ビスコッティは切り札を使おうと思います。」
姫と呼ばれた桃髪の女性は宣言する。
リコと呼ばれた小柄な女性やエクレールと呼ばれた緑髪の人など皆は驚いている。
「ビスコッティ領主、ミルヒオーレ・フィリアンノ・ビスコッティの名において、この国に勇者を召喚します。」
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