プロローグ

1/2
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ

プロローグ

ビスコッティ城の会議室では、会議が開かれていた。 「姫様、我がビスコッティは負け戦が続いています。」 「ガレット獅子団は今度こそ、城を奪おうと攻めてきとる。」 「等々、ビスコッティは終わりを迎えるときが来たでありますか。」 「弱気になるな!リコ、そんな事、私がさせない!」 「エクレール、姫様の前だぞ。つつしみたまえ。」 「くっ…しつれいいたしました、姫様。」 「いいですよ。確かに、ここを落とされるわけにはいきません。なので、我々、ビスコッティは切り札を使おうと思います。」 姫と呼ばれた桃髪の女性は宣言する。 リコと呼ばれた小柄な女性やエクレールと呼ばれた緑髪の人など皆は驚いている。 「ビスコッティ領主、ミルヒオーレ・フィリアンノ・ビスコッティの名において、この国に勇者を召喚します。」
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!