白は血が目立つ

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そんな白亜が学校に行けるはずかなかった。 家にいる事すら苦痛になり、白亜は夜の町を歩いた。 毎日、毎日。 何もしないで夜の町を歩いて、喧嘩を売られれば買った。 そんな時、拾われたんだ。 着物を着た、厳つい顔をした男に。 それから白亜は着々と暗殺者に育てられた。 血を吐くような思いを何度もした。 そうして出来たのが私。 暗殺者の私。 昔の弱い私はいない。
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