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「私を解放してください・・。」 涙目で男性に訴える。 「駄目に決まってるでしょ?これからはずっと一緒だ。」 嘘でしょ・・・? ふざけないで・・・・!ずっと一緒? なんで私が知らない人の側に いなきゃいけないの・・・? 「あなた、誰ですか。」 男性は笑いながら私にこう言った。 「俺は、山北翔だよ。よろしくね、優子ちゃん。」 は・・・? 「なんで私の名前・・・・。」 つい聞いてしまった。 「馬鹿だなぁ、優子ちゃんの事ずっと見てたらそれくらい分かるよ-!」 ずっと見ていた・・?私を・・・・? 「すっ、ストーカー・・・?」 「嫌だなぁ、ストーカーみたいに気持ち悪くないよ俺は。」 微笑みながら私に言ってきた。 十分、気持ち悪いし怖いよ・・。 「さあ、お風呂へ入ろうか。」 「嫌です。」 私は即答した。すると、すごい 迫力でこう言われた。 「言うこと聞かないと殺すよ?」 「冗談やめてくださいよ・・。」 男性はズボンのポケットから ある物を取り出した。 そう、ナイフだ。
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