ミカゲの場合

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「と、いうわけでこの依頼はミカゲの担当だな。異論あるやついるか?」 依頼受注後のいつものミーティング、やることは簡単 依頼の確認 仕事の割り振り この二つだ 特に誰も反論せず、大体のミーティングは終了する 依頼をこなすときは担当者がその仕事のリーダーとなり、必要に応じて他のメンバーの力を借りる これがこの事務所のシステムなのだ 「一ついいか?」 ミカゲが提案のために手を挙げる 「おう、どうした?」 「今回は結君を同行させてくれ、仕事内容だけでも見せておきたいし、外に出る用事もあるからな」 ミカゲの黒い体では外には出れない 直射日光に当たれないらしいし、そもそも出たら怪物扱いされてしまうのだ このミカゲの意見にも異論は出ず、このまま仕事開始となった
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