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紫「よう…美しき瞳を持つ妖狐さん♪」
翡「……………」
決戦の舞台は荒れ狂う暗天の空の下…。
雷狼一族のトップ、紫戯の先手で始まった…。
奇跡の脚を持つと呼ばれている妖怪、雷狼一族…。
その動きは噂通り、目にも留まらぬ速さで敵へと襲いかかり強力な電流流れる手の平は一気に敵へと振り下ろされる…。
が間一髪…。
直で受けるのを避けるため、翡翠の手がそれをどうにか受け止める…。
凄まじい紫戯の力に少し押されカタカタと震える翡翠の手の平…。
紫「あれ?天下の九尾狐様、お手の方が震えておりますが?(冷笑)」
翡「ツッウ………うるさい……」
紫「ふっ…。本当に綺麗だよね…その瞳…。…ねぇ…あんたにわさ…二つの選択肢がある……」
翡「……選択肢………?」
だんだんと近づく紫戯の顔に翡翠はさらに睨みをきかせる…。
紫「この世界にさトップは一人でいいんだよ♪だからさ…一つ…、争いなんかやめてあんたが俺の物になるって事♪あっ、あんたん所の一族全部、俺の部下にすんのは当たり前だけどね♪」
翡「ふーん…。そうなったりしたら俺はどんな立場になんのかな?選ばれし一角様?」
紫「こんな綺麗な妖だもん…悪いようにはしねーよ♪ただ毎晩、喘いで貰うのには間違いないけど(笑)」
翡「へぇ…(妖笑)…俺にあんたの欲望のはけ口にでもなれって事…。でもさ…それって良く考えると気持ちいい事するだけで命の保障は一生あるって事だよね……」
紫「あれ?飲み込みいいじゃん世間では計算高くずる賢いって意味嫌われてる狐一族が以外だわ……」
翡「はは…。計算高くてずる賢いねぇ…そんなのただの一部の奴らばかりなの知らないの?でも一応さもう一つの選択肢聞かせてよ…。一角様♪」
妖妄な瞳で翡翠は紫戯を見上げる…。
紫「……その身体を引き裂かし、その瞳だけ俺様に献上する事…………どう?答えだすの簡単だろ♪」
翡「ふーんそっかぁ。簡単だね…。じゃあ……俺を紫戯様の物に……………」
紫「♪」
翡翠の力は弱まり変わりに紫戯へと翡翠は唇を近づけていく
近づいてくる翡翠の綺麗すぎる瞳に紫戯は完全に我を忘れた
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