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「条件二。自分を異世界から来た、転生したのだと言うことは誰にも伝えてはならない」
そんな暗黙の了解、何も言わずとも分かっている。
「条件三。これが一番重要。お前を転生させる目的な訳だが。必ず世界を救え」
世界を救え?俺が?
いやいや、俺、今まで平凡に暮らしてきた一般人だよ?
喧嘩とか全くしたことないし、運動神経だって普通。
使えそうな技なんて中学の時に習った柔道ぐらいだよ?
何年前だよ!
えっと……俺が今21歳で中学生と言ったら、厨二病真っ盛りの14歳。
七年前の技術なんて覚えてません!
と言うことを、俺が慌てふためきながら早口で説明すると、神はふっと笑うと落ち着いた様子で話始めた。
「安心しろ。そこについては、私が配慮してやる」
そうだった。目の前の光の珠は神様。
いくら俺が弱くても、チート級の能力を与えてくれるに違いない。
「重要条件については、その三つだ。他の条件については、一辺に説明しても覚えられないだろうから、その都度、必要な時になったら説明してやる」
「はい。所で、俺に与えられる能力って……?」
これは重要。この能力によって俺が念願のハーレムを得られるかどうかが決まるからな。後世界を救うこと。
「DREAM HERO」
ドリーム・ヒーロー?
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