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「行ってきます!」
誠は急いで用意をして家を出た。
「気をつけてね!」
振り返ると美嘉が手を振ってくれていた。
僕も走りながら手を振り返す。
(バスの時間に間に合うかな・・・)
走っている途中で誠の横をバスが通り過ぎた。
バス停まであと50mもない。
誠は一旦止まり、深呼吸をして全力疾走した。
しかしバスには間に合わなかった。
元々運動神経はあまりよくないので自身は分かりきっていたことだった。
(次のバスは30分後・・・でもそれだと学校に間に合うか・・・)
誠はダメもとで次のバスを待つことにした。
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