桜舞い散る転校生

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昼休み、ミズハの席にはたくさんの男女が囲み色々と質問などしていた。 そして國桜も早速もうアピールをし始めた。 「ねぇねぇミズハちゃん、彼氏とかっている?もしいなかったら俺と…」 その先を言おうとしたが。 「いるわよ」 「へぇーそうなんだ……な、何!?」 それを聞いたクラス中の男女も驚いた。 「だ、誰その彼氏って…!?」 口元が少しニヤつくとその人物の名を言った。 「―紅月アスカ」 聞いた途端、一斉に驚きと、恨み、嫉妬の目線で俺を見た。 離れた場所で聞いていた俺も口をあんぐりとし、顔を赤らめた。 ―何を言ってるんだアイツー!! 心の中で叫んだ声は、何処までも続いた…………。
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