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「……つき……みつき!!……日夜満月!!」
「あ、ふ、ふぁい!!?」
ボーっとしていたところに名前を呼ばれ、返事とともに立ち上がった。
教室からはクスクスと笑い声が上がり、僕は顔を赤らめる。
「お前はなにやってんだ。これからはお前がクラスの代表なんだからしっかりしてくれよ?」
「……え?」
一瞬なんの事だか分からず、顔を上げると教師とその後ろの黒板が目に入る。
黒板には『にちや みつき』という何故か平仮名で書かれた僕のフルネームとその下には25と数字が書かれていた。恐らく投票数。
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