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そうして、ニュースを見ているといきなり家のインターフォンがなった
見てみると健ちゃんだった
「そ・・・そとにきては・ゴホッ・・いけない。」
それは、もう消え入りそうな声だった
「どうしたんだよ!!健ちゃん」
そう言って健ちゃんの言うことも聞かず外へ飛び出した。
するとそこには倒れた健ちゃんがいた
「健ちゃーん」
そう言って肩を揺すった。するとわずかに目を開けた
「し・・んちゃん・・・き・来たら・ダ・・メ・・・っていっ・・ただ・・ろ」
そう言ってまた激しく咳き込む。
「健ちゃーん、健ちゃーん起きろよ」
「い・・ま・まで・あ・ありがとう」
「そんなことを言うなよ」
「さよなら」
「けんちゃーーーーん」
僕は泣き崩れた。
「健ちゃん、健ちゃん」
何度読んでももう返事をしなくなった
「おい、嘘だろ」
死んだのか?
そんなはずない、いやありえない健ちゃんが死ぬはずない
もう何も考えたくない
そうして今までどうり普通に話した
「なあ、起きろよ。早くゲームしようぜ」
泣きながらそう言った
すると、ちょっと健ちゃんが笑った気がした
「一緒に野球もしようぜ。だからなぁ起きろよ」
「何でもしてやるから」
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