プロローグ

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 まもなく担任が入ってきた。 担任は自分名前を卒業生がきれいにしただろう真新しい黒板に ためらうこともなく 自分の名前を書き始めた。  名前は山谷こうすけというらしく高校では野球部で、バッティングがつらかっただの、自分の名前にかけて山あり谷ありだったというしょうもない話をし終えた後に 俺たちに自己紹介をどうぞどわたした。  若干は緊張するさ、だれでもそうだと思う。  ギャグをいうやつこそいなかったが恥ずかしそうにうつむくやつがいたな。 顔は美人だし男子に好かれるだろう。 などと思いつつ自分の番がきた。  自分の名前、生年月日などを適当に言い、次の人へといった。  この日はそれだけで終わった。 しかし次の日だ。 転入生がきた。 こいつを俺は知っている。 俺の幼馴染で親友、 撞水烈寡“つくみず れっか”との再会。 ここからだろう 普通ではなくなったのは。 まったく………
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