第一章

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 だがしかし、まだまだ問題はでてくる。 お風呂や洗濯、服や学校だ。 その一、お風呂 「入ってこなければいいのよ言っとくけど入ったら死んでもらうから」 その二、洗濯 「あたしのは別でするわ。間違っていれでもしたら……… 」 「わかりました。」 そういうしかないだろう。 やれやれだ。 その三、服 「お母さんからお金もらってるから大丈夫よ」 その四、学校 「それなのよねえ、問題は。」  ここで詰まるのか――― 烈寡は続ける。 「まあこれは正直に言いましょう。」  な、 言っちゃうのか? 流石にびっくりだぞ。 「だって後でばれるよりはいいでしょ?」  まあそうなんだがな、 男子から非難を受けそうなんだ。 「知らないわよそんなの」  つまり自分がよければいいのか。 「なんかいった?」  と、どすの聞いた声でいわれると、やはりこういうしかないだろう。 「わかりました。」  まったく昔からこうだ。  後の問題は、でてきたら解決することになり、とりあえず烈寡の部屋になるところを片付けた。
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