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プロローグ
高校の勉強がなにに役立つのか、これを知ってなにに使えるのか、
なんてどうでもいい話をしたところで、それこそただの益体のない話になるわけだが。
しかし就職難なこの日本で(日本だけかは分からん)
中卒がどれだけ厳しいのか考えると高校に入るのは必須だといえるだろう。
そして俺は
佃ヵ道高校という中の中、
所謂普通の高校に入ることとなった。
そして今日は入学式だ。
まだあやふやな通学路を自転車で走る。
もう四月だというのに
辺りには雪が多少なりとも生き残り、吐く息は白くなる。
冬よどうしたんだ、おかしくなっちまったのか
と疑問を抱きつつ、ようやく高校に着いた。
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