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『あ…満月…』
自室に戻る前に満月が見えて綺麗だったので自室前の縁側に座って月を見ることにした。
『(綺麗だな…)』
沖「ふーん…そんな顔も出来るんかぃ」
『!?』
無意識のうちに微笑んでいた泉希を見て言う総悟。
泉希は一瞬見られていたことに驚き、目を見開いたが、すぐ無表情に戻った。
沖「…。笑った方が可愛かったぜぃ?」
『……私は…感情を持っちゃいけないんです…』
沖「は?」
突然泉希が言った言葉に驚く総悟。
『…では』
沖「おい!!待ちなせぇ!!」
そんな総悟の声を無視して逃げるように自室に戻る泉希
沖「(感情を持っちゃいけない?どういうことでぃ…?)」
総悟の中に多くの疑問が生まれ、その日は終わりを告げた……
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