2年目の高校生活スタート

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部屋中に携帯のアラーム音が鳴り響く。 俺はアラームを止めて起床すると同時に膝の上に何かが乗っているのに気付く 「おはよう」 そう言って、膝の上に乗っていた飼い猫のココを抱き上げて撫でた。 ココは気持ち良かったのか喉を鳴らして頬ずりしてくる。 あっ、紹介がまだだったな 俺は姫松郁斗。  今日から春蘭高校の2年のなる。 春蘭高校はそれなりの進学校で3年前から女子校から共学校となった。 両親は仕事の関係上ほとんど家を空けているからココと2人っきりの日が多い。 因みに料理は好きで家事も普通にこなせる。 「もうこんな時間か……」 携帯を見ると7時半だった 俺は制服で着替え、朝食を作ってるとチャイムが鳴った。 「こんな早くに誰だよ……」 そう言いつつもドアを開けると1人の青年が立っていた。 「よっ、迎えに来たぜ」 「あっ、蓮か」 こいつは上矢蓮 中学から仲良くしてる親友だ。 「相変わらず来るの早いな……まぁ、上がれよ」 「いつも悪いな」 「悪いと思うならもう少し遅く来い」 「そうなんだけどな」 と俺達は笑いながら家に入り俺は少し急いで朝食を済ませた。 「今日から2年なんだよな俺達……実感ねぇや」 「俺もだよ。じゃあそろそろ行くか」 「了解」 「行って来るなココ」 そう言ってココを撫でて家を出た。
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