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その後も俺と蓮は敦をイジり倒していると
「ところでクラス分けはどうなってたのよ? 校舎側から来たってことはもう見て来たんでしょ?」
早姫が思い出したかのように半泣きになっている敦に質問する
「あぁ、そうだった。聞いて驚くなよ……」
敦が答えようとした瞬間俺と蓮は淳を思いっきり殴った
「アガッ……」
と短い悲鳴と同時に敦はその場に膝から崩れ落ちた
「ったく……」
「危なかったな」
と言いながら俺と蓮は軽くハイタッチする
「ちょ、ちょっとアンタ達何やってるのよっ! いや、殺ってるのよ!?」
早姫がちょっとヒステリックに言ってるが俺と蓮は気にしない
「いやいや、ネタバレしようとしたコイツが悪い」
「そうそう」
俺と蓮はそう言いながら地面で失神してる敦を冷ややかに見下す
「本当、城戸には容赦無いのね……」
「いつものことだろ? それより早くクラス表見に行こうぜ、敦のせいで予想以上に時間が過ぎた」
早姫はしばらく敦を同情した目で見てたが次第にいつもの表情に戻り、そうね。と言って少し笑っていた
そして、俺たちは地面で伸びてるバカを放置して再び校舎の方へ歩き出した
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