第一話

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「お嬢ちゃん! こっちに来い!!」 その言葉に、少女は迷わずガトリング砲を捨て、武器庫に入ってきた。 「食らえ!」 ここまで至近距離なら外す方が難しい。ミハイルは放つのとほぼ同時、ドアを閉める。 数瞬後の衝撃。ドアが少し歪む。 大男の叫び声が聞こえる。 「あれでも倒せないのかよ……」 ミハイルは武器を漁る。しかし、高火力の兵器は無い。 『こ……らγ。敵は……う討し……。援護……つ要性が……る部隊……るか?』 何故γチームから連絡が? 全滅したのでは無かったのか? 「γチーム、貴官の名前と階級は?」 『か……や……おき、民か……じんだ』 「クソッ、聞こえ辛い……」 ふと銀髪の少女を見ると、いつの間に取ったのか、マシンガンのチェックをしていた。手慣れている。 銀髪の……? 「おい、お嬢ちゃん。君は誰だ?」 「え? アリス・リアですけど……?」 「なっ……! 君たちはシェルターに居るはずじゃ!」 ドアが歪む。 「私と直樹は人殺しはできません。でも、守るためだったら、戦えます」 「そんな理由で……」
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