第壱速 福岡エリア侵略

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『そう言えば…他の奴等は何処に行ったんだ?なんか門司らへんからはぐれちまったけど…』 『確かさっき電話で…ちくびがなんちゃらかんちゃらで豊満な何かって言ってたな…』 『ちくび?豊満?それって…筑豊じゃねぇのか?』 『それだ!筑豊だべ!』 『んで、アイツ等は筑豊の何処に居るんだよ?』 『なんかしゅげぇ山奥に居るって言ってたぞ?』 『筑豊の山奥か…なんか嫌な予感するな…』 『とにかく、今から筑豊に行くぞ!』 『つーか、筑豊って何処?わかんねぇ…。』 『どうやら筑豊に行くには筑紫野ルート経由と粕屋ルート経由の二つがあるらしいぞ?』 『筑紫野ルートと粕屋ルートか…。ここからだと粕屋の方がわりと近いかもな…さっき高速で箱崎を通る前に粕屋を通った気がする…』 『ならリターンすべし!』 『いや、ここはあえて筑紫野ルートにしようぜ!』 『何故だ!?わざわざ佐賀側の方に行くのか?』 『筑紫野ルートの方が面白そうな山道がありそうなんだよな…。』 『じぇったい粕屋ルートの方が近い気がするが…』 『んで、今から先に筑豊へ辿り着いた方が勝ちっていうレースをやるのはどう?』 『ふん、面白い…。キャノンボールってヤツか…それで、掛け金はいくらだ?』 『三万で。』 『よし、やるぞ!』 『ちなみに負けた方はノンターボのRB20ユニットに載せ換えと前後デンパータイヤ装備だからな?』 『なんだって!?これはじぇったいに負けられないぞ…』 『では…そろそろ始めようぜ!筑豊に向かってキャノンボール開始だぜ!』 『私の方がじぇったい先に着いてやるからな!』 『(フッ…魔の600馬力全開で行ってやるぜ)』 『(クックク…こっちは神の800馬力とは知らずに…)』 『言ってやがるがパワー任せの走りでは俺には勝てねぇぜ?』 『ふん、勝手に言ってな!』
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