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休息日の朝礼には早起きして寺院に行き、参礼者に花を配ったり、敬虔そうにお祈りを奉げたりし、可愛らしい見た目も手伝って町の人気者になり、小規模ながらもファンクラブまで設立されるまでに「花籠のサリア」の名声を高めた。
生まれ持った才能にも恵まれ、異例の若さで司教の職業(クラス)にも就けた。
その甲斐あって、2年前の14歳の時に城塞都市のカント寺院に留学する機会を得た。
父親は少し反対したが、下の兄の薦めと説得に折れて、都会での生活も人生の勉強になるだろう、と行かせてくれた。
城塞都市で私は寺院の仕事とは別に副業もしていた。
冒険者として登録し、レベルの低いパーティから、不確定の品物を鑑定して手数料として必要の無い物を引き取り、ボルタック商店に転売して小金を稼いでいた。
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