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私はいつもと同じくらいの時間に布団から起き上がる。
上半身を起こし、窓からの眩しい光に気付く。
あたたかい光…
誘われるがままに窓際に足を運んだ。
ぼーっと外を眺める。
窓を開けてみれば風も心地いい…
あたたかい光、心地いい風…
思わず、目をつむって天を仰ぐ。
目をあけ、ヒカリによって照らされた庭をみた。
『あぁ、そーいや昔、あの木にのぼったなぁ』
『あそこに穴掘ったコトもあったっけ』
覚えず、思い出す少年の日。
ふと、庭で少年が遊んでいるのに気付く。
『ん…?』
私がかつてのぼった木に手をかけている。
『あ…』
少年は手を滑らし、ボテっと落ちる。
『あぁ…』
それは私だった。
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