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桜が何回咲いただろう。
自分の力で生きていける歳になった。
もう床に転がって泣いて許しを乞うていた子供はいない。
『恨んでるんでしょ、生まれて来たくなかったって思ってるんでしょ』
母さんは私に聞く。
私は母さんを見ず先を見ながら言う。
『そんな事はいい。私はいまとこれからを私の意志で生きるの』
傷は一生消えない。
けど叩いた手も本当は痛かったんでしょう?
人生は歩み方や心持ち次第で変えられる。
幸せは作れるのだから。
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