2章

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今日も一番乗りっ まだ太陽が出ていない、薄暗い早朝。静寂な空間を私は少しだけ、気に入っていた。 フルートの音色は他の楽器に比べて高い。だからこそ、静寂な中により響きわたる。 ―今日も会えたらいいな。 無謀な、違う違う。幸せな、片想いに私のオーラはピンク色だ。 いつものメロディーを奏でようと息を吸い込んだ瞬間。 「ピンクだけじゃなくて、花も飛んでるし」
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