第1章 全ての始まり、出会い。

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あ、あった。 3-Bか.... 金八先生じゃん、とかどうでもいいことを考えながら クラス名簿を見て すぐに真下にある見慣れた名前を見つけた。 またか。 「すずーっ!!まさかの同クラぁ!!」 「うん。良かったね。」 「テンション低いなぁ~」 「友里が高いだけ。」 「てかまた出席番号となりじゃん♪」 3-B 39 星野涼奈 3-B 40 松田友里 「絆が深いんだねっ」 「意味わかんないよ」 と、冷めた態度を取りつつも教室まで一緒に行く。 毎年これがお決まりだった。 何故かクラスが別れたことがなくて しかも出席番号もいつもとなり。 嫌なわけじゃない。 ただ人間関係を築くとか無理してまで保つのが苦手なだけ。 友里はよく私のことを“親友”っていうけど ずっと一緒のクラスだったら“親友”なの? …私には到底理解できない。
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