―Train―

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カタンコトン― 眠い目を擦りながら 今日も電車で仕事へ行く 俺の会社の出社時間は 普通の会社よりかなり遅め だから人は少ない けど憂鬱な気分に 変わりはない 俺は扉の前に立ち 流れていく景色を ぼんやり眺めていた プシュー 次の駅に着いたとき 俺の目にとまった光景 それは……… 1つ前の扉の所で 俺とそんなに歳が かわらないだろう青年が 電車とホームに空いた 大きな穴のせいで 電車に乗るのをためらっているおばあさんに 手を さしのべているものだった .
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