第一章 僕の存在

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【影】はどんな強者でも畏れ戦く存在 ソレの前では裕福な富豪が持て余す金銭なども無意味となる この星の覇者っとも言える存在 何にも屈指ず皆から畏怖される存在 ソレはもしかしたら噂話で実際に【存在】するのかも不確かな存在 そんな不確かな存在だからこそ裕福な者達はその存在に賞金を賭ける 不安要素を一つでも減らしたいが故に 他者を陥れ嘲笑い殺害しようが平然としていられるのに存在しない【存在】そのモノに恐怖するとは茶番劇や喜劇っと言えるのだろう でもきっと今の僕も同じなんだ 他人に嘘をついても傷つかない 他人を殺害しても何とも思わないっと思う ただ単純にそんな事すら僕には無意味なだけ 無意味な事はしない方が『空』の為にもきっといいと思うから あぁ今日も… 「……からっぽ…」 胸に手を当てる ドクンドクンっと確かに脈をうっているのに大きな空白がある 心臓の中に穴が開いている感じ …ん?心臓に穴が開いてたら死んでしまう…? まぁいいか強ち間違えでもないっと思うから つまり刺激のない日々は死んでいるも同じ 墓に埋められた屍と同じ
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