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「ワシの…ワシの腕がぁあああぁ腕がもげたあぁあぁぁぁあぁ―――――――ぁ!?」
「義手取れたねぇ」
「重いモノなら早く言わんか!」
「最初に言った」
「……むっ…」
「っでコレは治せる?」
「その前に義手取ってくれんかのぉー」
「……はい」
「ん……よっと」
そう言いながら受け取った義手を装着して手応えを確かめたじいちゃんは彼女の背中を手慣れた手つきで開き内部を点検し初めた
「ほーこれは…オリジナルか……」
「……?」
「可哀想に……」
「…可哀想?」
「このドールは改造ドールじゃよ」
「…へー………」
「感度官が異常に多く取り付けられているデータ処理が追い付かずに感情機能が破損してるか」
「それより治せる?」
「そう焦るなバカ者が…まぁ直せなくはないがコイツは難しいぞ直った後に暴走するかもしれんいいのか?」
暴走したって僕には関係ないし別に問題はないから大丈夫だろう
「へーそうなんだー」
「こらっ適当に返事しおって!まぁよい…お前がこのドールに興味を持ったことに意味があるからのぉーなにスラム1の天才なこのワシに直せないものはほとんどないからドーンと大船にのったk…」
「じゃあお願い」
じいちゃんの話は多分長いしお腹が鳴っているからそそくさと扉を閉めて居間に向かうことにした
「おいこら待たんか!空!人の話は最後まで聞かんか!!……やれやれ全く…誰に似たんじゃか……」
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