日常の崩壊

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しかし、そんなニュースがやっていたとは。抜け殻みたいってどういうことだろう。 私は横に首を傾げる。 由衣は怖がっているようだったが、どこか楽しそうな感じが伝わってきた。 由衣、こういう系の好きだもんな… 結局、技術室に着くまで、由衣はその話についてずっと語っていた。 私は、うんうんと相槌を打っているだけだった。 技術の時間は、椅子を作る。何時間も前から作成して、あと少しで完成といったところだ。 私と由衣はほとんど同じ段階。後は、バラバラのパーツに穴を開け、組み立てるだけである。 そして、私たちは技術の先生に 途中経過として部品を見せに行った。 「よし、大丈夫だな」 私は由衣と顔を見合わせて、お互いに笑顔を浮かべる。 しかし、その瞬間、先生の様子がおかしくなった。
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