新たな気持ち

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家にある物で軽く夕食を済ませお風呂に入り…時計とにらめっこをしていた。 家からタカのバイト先まで15分あったら行ける…。 時間が経つのが腹正しくなる程長かった。 予定してた時間より待ち遠しくて早く出掛けた。 自転車を漕ぐスピードもおのずと早くなってしまう。 会ったら何を話せばいいんだろう? ドキドキ胸は高鳴り続けた。 バイト先の居酒屋の前に到着するとまだ片付けの最中だった。 迷惑かけないように隣りのビルの入口に座ってると来てる事に気付いたタカがやって来た。 『早かったの~。この辺酔っ払いがようけいて質悪いから公園で待っててや!』 近くの大きな市民公園。 『分かった!』 手を振り市民公園に向かう。 店が見えるベンチに腰掛け今か今かとタカを待っていた。 10分くらい待った頃タカがやって来た。 『はい。お土産。』 白いビニール袋を手渡された。 『何?』 『腹減ったやろ?一緒に食おう。』 中を覗くとスペアリブとおむすびが入っていた。 『所でいつ帰るん?』 『あ~…帰るんやめた!』 『マジで?』 『うん。マジ。帰る気なくなった。』 『そうなんか。で、明後日の予定は?』 『ある訳ないやん!明後日何かあるん?』 『明後日俺休みなんよな~…誰か相手してくれんかなぁ思って』 『仕方ないから私が遊んであげるわ』 冗談言いながらも私は嬉しくてタカとの会話を楽しんでいた。
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