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コンビニに着いて口の中の違和感を取る為にガムを購入した。
急いで口に頬張る。
少しだけマシになった気がした。
すぐにあの部屋に帰る気分にもなれず、雑誌を手に取り立ち読みを始める。
暫くして時計を見ると午後8時を少し回っていた。
もう1時間くらい経っていた。
『そろそろ戻ろう』
コンビニを出て夜空を見上げてみる。
1人で夜道にいると何だか1人ぼっちになった気分に襲われる。
『私…振られたんだよなぁ』
また思い出し実感する。
淋しさを振り切り足早にあの部屋に帰っていく。
部屋に戻ると…
一緒に来たはずの友達が消えていた。
どうやら彼氏と出掛けたらしい。
部屋の中はさっきまでの暗がりじゃなく電気がついていた。
そろそろバイトがあるからお開きと言う話になってたらしい。
みんなで外に出て
『またね。』
『また帰って来たら連絡して来いよ』
なんて会話を交わしながらそれぞれ今から行く方へと足を向ける。
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