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キーンコーンカーンコーン
「おい守ー!」
いつものように帰り支度をしているといつものように啓太に声をかけられた。
「今日はなんだよ。」
「そんなそっけなくしねーでもいーじゃねーかよ!
…んなことよりも転校生お前のクラスとかまじうらやましーわ!」
「まぁ確かに可愛いは可愛いよな。」
当の本人は前の方でもみくちゃにされながら話しかけられていた。
「なぁ、啓太。」
「急にどうしたよ」
啓太はまだニコニコしている。
「お前あの子どっかで見たことない?」
「なーに言ってんだお前はw
あんな可愛い子見たことあったら忘れるわけねーだろ?」
ニコニコがゲラゲラに変わった。
「まぁそーだよな。」
「昔に見たことあるなら有希にでも聞いてみたらいいんじゃねーの?
幼馴染なんだろ?」
ふと、こいつは正論を言ってくる。
また近々有希に聞いてみるか…
と思った守は試合前で忙しいという啓太と別れた。
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