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「ねぇ守?」
「さっきから質問ばっかりどーしたんだよ。」
「うーん、なんでもない!」
「何だよ!変な奴…。」
守と有希の家は目の鼻の先の距離にあるのだが
守は昔はよくけんかしながら帰ったりしてたよなぁ…と思ったが
今は言わない方がいいのかなとそっと心にしまった。
「じゃーな。」
「うん!明日はちゃんと早めに来なさいよー?」
「お前はおふくろかよ…」
「心配してあげてるんでしょ!
じゃーまた明日ね!」
「おう。」
有希が家路に着くのを幾度と見てきたが
今日の有希はいつもと何か違っていた気がした
その何かを考えたまま守も家路に着いた。
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