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まさか!?
昨日有希に言われた通り少し早めに目覚まし時計をかけた守は早めに学校に着いた。
「今日転校生来るらしいぜー?」
「可愛いコなら最高だな!」
「かっこいい人来ないかなー!」
そんな声が聞こえてきた。
守は気にならないといえば嘘になるが
周りに絡みに行くのが面倒なので行かなかった。
すると朝練を終わらせたらしい有希が教室に入ってきた。
「ねぇ守!」
「どーしたよ?
転校生の話か?」
「なんであんたが知ってんのよ!?」
「今みんなその話しまくってるじゃねーか…。」
「そっか…。」
「まぁおれにはそんなに関係ねーよ。
啓太とお前以外そんなまじまじと話するコトもねーしな。」
「そんなコトないよ!
守はいっつもそうやって自分から行動しないよね…?」
「性格だからな。」
「そんなもんなのかな…。
じゃーね。」
有希はなぜか寂しそうに教室を離れていった。
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