彼が変わった日

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『赤井さん!この髪どうしたんですか?』 『いろいろあったの。ショートボブにしてふあふあのパーマかけてもらおうかな』 『わかりました。顔の事は聞かないでおきますね』と美容師のエミちゃんは、私の頬をなでた ホントにひどい顔だ 3日で元に戻るかな 仕事も頑張ってしなきゃ アパートの鍵も変えよう いっそ引っ越ししようか… その時私は一瞬故郷の大阪を思い出した でもお父ちゃんやお母ちゃんに心配はかけたくない もう少し東京で頑張ってみよう 私って和夫のなにを見てたんだろう。顔?仕事?心の中なんて見てなかったような気がする 自業自得だ… 帰り道私はかばんにいれてたハサミを川に投げ捨てた。和夫とのお別れの意味で…
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