707人が本棚に入れています
本棚に追加
/72ページ
今日は和夫のマンションにいく日。
得意の料理で和夫の胃袋わしづかみ
私は合鍵を持っていて、先にマンションに入って夕飯の支度をしていた
でも和夫からは連絡もなく、携帯も繋がらない
もう11時…私はテレビを観ながらため息をついた
結婚したらこんな事しょっちゅうだろうな…夫婦喧嘩しなきゃいいけど
11時半に玄関の鍵があいた
『いたのか風子、悪かったな』
『携帯繋がらないから心配したよ…接待でもあったの?』
『そんなところかな』
和夫はひどく酔っていた
『料理、冷蔵庫にいれとくから明日たべてね。さあ早く着替えて』
『風子…お前さ…この間の水曜日残業だったよな。それホント?』
『ホントに決まってるじゃない。私の仕事は残業がつきものだって、一番わかってるの和夫だよ?』
『だよな…』
『もうへんな事言わないで。さあ横になって休んで』
私は着替えを手伝うと、和夫をベットに寝かせた
『愛してるよ、風子』
『私も。じゃあ帰るからね』
私はそっとドアをしめてマンションを後にした
最初のコメントを投稿しよう!