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そして腕を無理矢理捩曲げた
『痛い!やめて!』
『俺にこそこそと男作ってたんだろう!』
『そんなことしてないわ!お願いやめて』
腕は痺れ、髪は痛いを通りこしていた
そのまま無理矢理だかれて解放されたのは12時を過ぎていた
私は床を掃除して、泣きながら洗いものをした
残ったカレーをタッパにつめた
和夫はうなだれている
『ごめん、風子…俺どうかしてたよ』と抱き着いてきた
『あ…私が悪いのよ、ご飯食べてる時に携帯なんて…ごめんなさい』
和夫は子猫のように震えていた
私はそのままにはしておけずその日はマンションに泊まり、和夫のそばにずっといた
怖かった
あの時の和夫の目
あんな顔みたことがなかった
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