そんなこんなで始まりました

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 お目覚め致しました。  どうやら僕は、病院自室のベッド上に横たわっているらしい。あの天井のシミには見覚えがある。  天井のシミで自室かどうかが分かってしまうのもどうかとは思ったが、どうだろう、胸の痛みはほとんど無くなっていた。  微かに吐き気は催しているが、それも気にならない程度にまで緩和している。  っと、ここで一度閑話休題。  僕の体調も気になるところではあるのだが、それよりも気になるものの姿が目の前にあった。  パジャマ姿の少女である。  一応描写をしておくが、僕の部屋は一人部屋で、確かに今現在は、医者や看護師さんで賑わっている部屋なのだが、普段はそんな事全然ない。  友達もいない僕にとって、僕を尋ねてくるのは、今となっては両親くらいだ。  なんて、休題した閑話を振り返しそうになったので、休題を終了に置き換えよう。または打ち切りでも可。  ……、誰?  流石にそう思うだろう。皆だってそう思うだろう?  医療関係の関係者とは到底思えない彼女は、今も何食わぬ顔で僕を見ている。
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