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教室でクローバーの話をした日は、午後から地域清掃をすることになっていた。 「ねえ、さっきの話を覚えてる?」 加奈と私は席が近いので清掃のときの班も一緒だった。 「クローバーの話?」 「そう。探してみない?」 私たちの担当区域は学校の近くの児童公園だった。公園の中には花壇もあり、その周りにはクローバーも生えていた。 「いいね。探してみよっか。」 もし今の私がこのときの私何か伝えられる なら、「そんなことはしちゃいけない。」って伝えたい。もちろんそのときの私はこんな結果になるとは知らないから、加奈の提案に乗ってしまった。
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