21人が本棚に入れています
本棚に追加
「おはよー七瀬、此瀬また二人で登校かよ?」
「…ッたまたま家の近くで会っただけだよ」
無意識にごまかしていた
授業が一通り終わって屋上で昼ごはんを二人で食べていると
雄真がふてくされたように言う
「何でだよ……」
「は?……何が」
いったい何が何でだよなのか分からず聞き返す
「何で誤魔化すわけ?」
きっと朝の事を言っているのだろう
「別にあいつらにわざわざ話す必要ないだろ?」
だけどその言葉に返事は無かった
`
最初のコメントを投稿しよう!